子どもでも安心して脱毛できるサロンは?キッズ脱毛の費用と注意点

最近では、大人と同じように小学生や中学生もムダ毛に悩んでいます。
クラスメートよりも毛が濃いことでからかわれて、「学校に行くのが嫌」「みんなとお風呂に入りたくないから修学旅行に行きたくない」などと思い詰めてしまう子どももいます。
大人になってからも、ムダ毛をからかわれた経験がトラウマになり、容姿や人間関係に自信を持てない人も少なくありません。
小学生や中学生も保護者の同意があれば、3歳から通えるディオーネや、7歳から通えるエピレなどの脱毛サロンで脱毛できますよ。子ども脱毛の料金や注意点を紹介します。
「脱毛サロンに通わせるのは難しい」「まだ早い」と考えているママさんのために、自宅でできる子どもにおすすめのムダ毛処理方法も紹介しますよ。
子どもでも脱毛サロンに通える!キッズ脱毛可能なサロンと料金
女の子なら生理開始5年くらい経ってから、男の子なら第二次性徴が終わってからホルモンバランスが安定しますが、ホルモンバランスが安定する前の子どもは、毛が急に濃くなったりすることがあります。
決しておかしなことではないのですが、クラスメートよりも毛が濃い状態になると、からかいやイジメの対象になってしまいます。
子どもが悩んでいるのを見かねて、脱毛サロンに通わせるパパ・ママもいます。フジテレビの番組「バイキング」で取り上げられて話題になったこともあり、サロンでも子どもが増えてきているようです。
とはいえ、どのサロンでも子どもの脱毛ができるわけではありません。小学生以下の子どもでも脱毛できるサロンと、かかる料金をご紹介します。
子どもでも脱毛施術可能な全国展開サロンはディオーネとエピレ
小学生以下の子どもでも脱毛が可能な全国展開サロンは、ディオーネとエピレです。
「小学生で脱毛サロンなんて」とビックリするかもしれませんが、通っている子どもは多いんですよ。
ディオーネとエピレ、それぞれの脱毛対象年齢は次のとおり。
サロン | 対象年齢 |
---|---|
ディオーネ | 3歳~ |
エピレ | 7歳~ |
ディオーネの脱毛の特徴は子どもでも安心のハイパースキン脱毛
ディオーネではハイパースキン脱毛ができる「ハイパースキンカレン(HSK)」というマシンを導入しています。
HSKは一般的な光脱毛のように毛根にダメージを与えて脱毛するのではありません。毛根よりも表皮に近いところにある「バルジ」から生まれる発毛因子を狙って脱毛する仕組みです。
毛根にダメージを与えるほどのパワー(高温)が必要ないので、低温で施術できて痛みがほとんどありません。そのため、3歳の子どもでも安心して脱毛可能なんです。
HSKは大人の脱毛にも使われていますが、もともとは「毛が濃い」とからかわれて落ち込んでいた小学生の娘のために、美容機器会社を経営する父親が開発したものです。
このマシンを開発した会社の直営サロン「KAREN」は九州中心に展開していますが、トラブルやクレームはこれまで0件だそうです。
7歳から通えるエピレは大人と同じマシンを使う
エピレでは「フェリークFv4」というマシンを使っています。光を毛の黒い色素であるメラニンに反応させて脱毛します。ディオーネと同じく、子どもにも大人と一緒のマシンを使います。
子どもに大人と同じ光脱毛マシンを使った場合に肌トラブルが出ないか心配だったので、エピレのコールセンターに「子どもならパワーを弱めてくれるのか」と聞いてみました。
すると「年齢ではなく肌の状態や色、毛質によってパワーを変えます。お子様だからといってパワーを弱くすることはありませんが、もともと肌に優しくできているマシンなので7歳から安全に使用可能です」という回答でした。
子どもがレーザー脱毛できるクリニックもあるが、とにかく痛い
レーザー脱毛を扱っている皮膚科などでも、子どもが脱毛できるクリニックがあります。
でも、普通のダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーを使う場合、大人が受けてもかなり痛みが強いです。
子どもはやはり大人より皮膚も弱いので、その痛みに子どもが耐えられるかは疑問です。病院なので麻酔を使うこともできますが、肌の弱い子どもは麻酔による刺激にも注意が必要です。
クリニックや、医師が経営しているエステサロンでもハイパースキン脱毛を取り入れているところがあるので、そういったクリニック・サロンを探すのがいいでしょう。
ほとんど大人と変わらない!子ども脱毛にかかる費用
子どもが通える脱毛サロンがわかったところで、気になるのは費用ですね。3つのサロンの子ども脱毛の費用を紹介します。
子ども脱毛サロンの元祖!KARENの脱毛費用は大人と同じ
さきほど紹介した脱毛マシンHSKを開発した会社は、「KAREN」という脱毛サロンを経営しています。いわばここが子ども脱毛の元祖です。KARENの脱毛料金はこのようになっていて、大人と同じです。
全身脱毛と、子ども脱毛で人気の鼻下、ひじ下、ひざ下の料金をまとめました。
部位 | 6回コース | 12回コース |
---|---|---|
全身※ | 198,000円 | 360,000円 |
鼻下 | 13,200円 | 24,000円 |
ひじ下 | 33,000円 | 60,000円 |
ひざ下(ひざ含む) | 39,600円 | 72,000円 |
※親子で一緒に脱毛する場合は親子ペア割引(10%)あり
ディオーネの子ども全身脱毛は年齢によって料金が違う
ディオーネでの全身脱毛を契約する場合の費用はこうなっています。
年齢 | 全身脱毛料金(12回) |
---|---|
3歳 | 180,000円 |
4歳 | 200,000円 |
5歳 | 220,000円 |
6歳 | 240,000円 |
7歳 | 260,000円 |
8歳 | 280,000円 |
9歳 | 300,000円 |
10歳 | 320,000円 |
11歳 | 340,000円 |
12~15歳 | 360,000円 |
個別パーツで契約する場合には大人と同じ料金ですが、小学校3年生までなら10%割引です。
部位 | 脱毛料金 (6回) |
脱毛料金 (12回) |
---|---|---|
鼻下 | 15,000円 | 24,000円 |
ひじ下(ひじ含む) | 36,000円 | 60,000円 |
ひざ下(ひざ含む) | 42,000円 | 72,000円 |
ディオーネについて詳しくは、次の記事を参考にしてください。
エピレのキッズ脱毛の費用!お試しプランもあり
エピレに通う場合も、料金は大人と同じで、このようになっています。
部位 | 脱毛料金 (6回) |
脱毛料金 (12回) |
---|---|---|
鼻下 | 13,500円 | 26,400円 |
ひじ下 | 26,400円 | 49,800円 |
ひざ下 | 26,400円 | 49,800円 |
まずはお試ししてみたいという場合は、「両ワキ脱毛6回プラン500円(はじめて割価格)」など、脱毛が初めての人向けのファーストプランから試してみましょう。
子ども脱毛独自の注意点は日焼けとホルモンバランス
子どもが脱毛に通う場合、親が注意すべきポイントや知っておくべきポイントを紹介します。
大人と同じように注意すべき点もあれば、ホルモンバランスが安定しない子どもならではのポイントもあります。
- 子どもは日焼けしやすい
- 子どもの毛周期は安定していない
- 子どもはホルモンバランスが不安定
子どもは日焼けしやすい!夏はレーザーや光脱毛は避けて
ディオーネのハイパースキン脱毛なら日焼けした肌にも照射可能ですが、エピレのような一般的な光脱毛や、クリニックでのレーザー脱毛の場合は、日焼けした肌に施術すると火傷する危険性があります。
大人でも火傷する可能性があるので、まだ弱い子どもの皮膚なら、大人よりもダメージも受けやすいと考えられます。
日焼けしやすい夏は脱毛を休むことも考えましょう。
夏の脱毛について注意すべき点は「乾燥と紫外線対策は万全に!脱毛中の注意すべき点」で詳しく紹介しています。
効果が出にくい理由!子どもの毛周期は安定していない
脱毛するときに重要なのが毛周期です。毛周期とは毛が生え変わるサイクルのことで、レーザー脱毛や一般的な光脱毛は毛の成長期、ハイパースキン脱毛は休止期に施術することで効果が出ます。
ホルモンバランスが不安定で毛が急に増えることがある
思春期の子どもや生理開始時期を控えている子どもは、ホルモンのバランスが大きく変わる時期にあたります。
ホルモンバランスの変化によって毛が増えたりするので、脱毛に通う年齢によっては効果が出づらい場合があります。
さらに、これから生えてくるはずの毛がまだ表面に出ていない子どもも多いです。脱毛に何度が通ってもう十分きれいになったと思っても、再生する可能性が大人より高いということです。
皮膚がまだ柔らかくて弱いため、大人より肌トラブルが起きやすいという心配もあります。
脱毛を急がず、安定的に効果を出すことを考えるなら、最もおすすめなのは生理開始から5年くらい経ってホルモンバランスが安定してから脱毛することです。
子ども向け!脱毛以外のおすすめムダ毛処理方法
近くに子ども脱毛をしているサロンがない場合や、子どもがサロンに行くのを恥ずかしがった場合、「まだ小さいし肌も弱いから脱毛させるのはちょっと心配」という場合でも、何か対策をしてあげたいですね。
毛抜きで抜くのは肌に負担がかかりますし、子どもがカミソリを使うのは危険です。おすすめは顔用シェーバーや除毛クリーム。その理由と使い方を紹介します。
カミソリじゃなく優しい剃り心地のフェイスシェーバーで剃る
子どものムダ毛を剃って処理する場合、ケガをする可能性が高いカミソリは危険ですし、埋没毛というトラブルを引き起こすこともあります。顔用シェーバーを使えば、比較的肌への負担が少なく、簡単ですぐ処理できるのがメリットです。
シェービングのポイントをまとめたので参考にしてください。
- ジェルやクリームで保護しながらシェービングする
- 毛流れに剃ってシェービングする
- シェーバーをぐいぐい押しあてない
- シェービング後にローションなどで保湿する
剃って処理することにはデメリットもありますから、次の点には注意してください。
- 毛をすぱっと切ってしまうため断面が大きくなって毛が濃く見えてしまう
- 伸びてきたらチクチクする(頻繁に処理が必要)
シェーバーより処理が長持ちする除毛クリームもおすすめ
除毛クリームには毛を溶かす薬剤が含まれています。皮膚より深いところにある毛も溶けるので、シェーバーよりお手入れの効果が長持ちするのがメリットです。すぱっと切るわけではないので、伸びてきてもチクチクしない点も人気の理由です。
ただし、肌が弱いと肌荒れしてしまうことがあります。
使用前には毎回パッチテストを行ってから使ってください。
除毛クリームについて詳しくは「除毛クリームなら剃り跡なし!しかし肌荒れのデメリットも」で紹介しています。
除毛クリームよりも肌に優しい商品が多く、毛をゆっくりと薄くしていく効果がある抑毛剤については「肌に優しい抑毛剤!クリームやローションでムダ毛を薄くする」で紹介しています。合わせて参考にしてください。
家庭用脱毛器ケノンはNG!対象年齢が成人以上
家庭用脱毛器として人気のケノンを使っている子どももいますが、あまりおすすめしません。というのも、ケノンはメーカーの公式見解では対象年齢が「成人以上」だからです。
自己責任で子どもに使させている人も多いですし、問題なく使えていて効果が出たという声も多いですが、ちょっと怖いですよね。
また、自分でケノンを使ったり、肌を冷却するのが面倒になってしまい使わなくなったという声もあります。
子どもでもサロンで脱毛できる!悩みが深いなら検討してみよう
お子さんがムダ毛に悩んでいるものの、家庭の方針としてまだムダ毛処理をするのは早いと考えている場合、「女の子は月経がはじまって女性ホルモンが増えてくると、自然に毛が薄くなる場合がある」と教えてあげれば、少しは悩みが軽くなるかもしれません。
大人同様、子どももムダ毛に深く悩んでいます。学校などでからかいの対象になっている場合、そういったからかいはエスカレートしやすいので、もしかしたら大人以上に悩んでいるかもしれません。
脱毛サロン以外にもムダ毛処理の方法をお伝えしたので、ぜひ本人の希望を確かめて、ムダ毛の悩みから解放してあげましょう。