女性で太い毛が見つかったら多毛症かも!その原因と治療法

女性で太い毛が見つかったら多毛症かも!その原因と治療法

女性なのに濃く太い毛が、あごや太ももなど普段は産毛しか生えない部位に生えてきたら、それは「多毛症」という病気かもしれません。

多毛症とは毛が増えるわけではなく、産毛のような細い毛が脇毛のような太い毛に変わって生えてくるもので、毛の変化だけでなく月経不順やニキビなど様々な症状が出ることもあります。

この多毛症は体質や生活の乱れが原因の場合もありますが、実は卵巣や副腎、甲状腺の疾患の可能性もあるため、多毛症の症状が現れたら病院でホルモンの検査を受けることをおすすめします。

検査の結果に応じて治療をしていきますが、多毛症の症状は薬や外科的治療で多くの場合軽くなります。また再発を防ぐために薬での治療と同時に脱毛レーザーで永久脱毛をしてしまうのがおすすめです。

「多毛症の原因である病気の治療」と判断されれば、レーザー脱毛にも健康保険が適用される場合もありますが、明らかな異常がない場合は保険は適用されず自費診療になります。

今回は多毛症の症状と原因、治療方法をご紹介します。

多毛症の症状と原因

アゴや太ももや背中のような普段産毛しか生えないような部位に、局所的に太い毛が生えてきたうえに月経不順やニキビができやすくなったら「男性型多毛症」かもしれません。

生まれつき毛深いこととは違い、産毛のような柔らかく細い毛が硬く太い毛に変化してしまうのが「多毛症」で、中でも女性のホルモンバランスの変化によって起こる多毛症を「男性型多毛症」と呼びます。

ホルモンバランスが変化する理由は様々ですが、病気のサインである可能性もあるんです。その場合は月経不順やニキビなど、毛以外にも変化が現れます。

多毛症の原因と症状について詳しく見ていきましょう。

多毛症は毛が太くなるだけでなく様々な症状が出る

「多毛症」とは柔らかく細い毛(軟毛)が硬く太い毛(硬毛)に変化してしまう病気で、2種類に分けられます。

多毛症の種類

  • 無性毛型多毛症・・・男性ホルモンや性別に関係なく、体毛が局所的・または全体的に異常な程度まで生えてしまう
  • 男性型多毛症・・・男性ホルモンによって引き起こされ、軟毛が太くなったり硬くなる
一般的に女性の多毛症は「男性型多毛症」を指し、なんらかの原因でホルモンバランスが崩れ男性ホルモンが増加し、様々な部位(アゴ・太もも・口周り・ワキ・胸・お腹・うで・背中・お尻・Vラインなど)の、普段は軟毛である部位の体毛が硬毛になってしまいます。

また男性型多毛症には毛が硬毛になるだけでなく、その他にも様々な症状が現れることがあります。

男性型多毛症で現れる症状

  • 女性の体毛が太くなり濃くなったように見え悩む
  • 月経不順
  • 髪の毛が抜ける(頭の真ん中から額)
  • ニキビができる

多毛症を「毛が増える症状」と誤解する人もいますが、そのような「毛の本数が多いこと」は多毛症ではありません。

多毛症の原因は重大な病気のこともある

多毛症は原因不明の場合もありますが、重大な病気が隠れていることもあります。男性型多毛症の90%以上が「特発性多毛症」と「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」です。

特発性多毛症は原因不明であり、多毛症の約半数を占めます。多毛以外に症状はないため、生活スタイルを改善しながら薬物療法で治すか、脱毛してしまうかのどちらかの方法で対処します

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は卵胞が育つのに時間がかかってなかなか排卵しない疾患で、10代後半~40代前半の女性の5%くらいがかかり、不妊の原因にもなる病気で様々な自覚症状もあります。

PCOSの自覚症状例

  • ニキビが多い
  • やや毛深い
  • 月経周期が35日以上
  • 順調だった月経が不規則になった
  • 肥満

また稀に卵巣や副腎、下垂体の腫瘍や、薬の副作用が原因の場合もあります。

女性ホルモンの変化が男性ホルモンとどう関係あるの?
女性ホルモンである黄体ホルモンが過剰分泌されることで、男性ホルモンの過剰分泌を引き起こすのよ。でもどうしてそうなるかはまだ分かっていないわ。

多毛症の症状が出たら病院で検査と治療を受けよう

多毛症が病気のサインである可能性もあることをご紹介しましたが、まずは病院で検査を受けて原因を特定することが重要です。また多毛症を引き起こす原因を調べて、病気の場合は適切に治療したりライフスタイルを改善することで、多くの人が硬毛を改善できるのです。

多毛症はまず婦人科・美容皮膚科・泌尿器科でホルモン検査を行い、特発性でない場合は原因である病気を特定するため専門の科でさらに検査を行います。

特発性多毛症やPCOSが原因である多毛症の場合は、まず食生活の改善と運動習慣を身につけるなど、ライフスタイルの改善で多毛の原因であるホルモンバランスの乱れを整えます。

また医師の判断で薬物療法や外科的治療も行う場合もありますし、多毛症の原因がなんらかの病気の場合はその治療を行います。

ホルモンバランスを整える方法については「オス化を防げ!ホルモンバランスを整えて髭を薄くする方法」で詳しく解説してるから、参考にしてちょうだいね。

多毛症で生えた太い毛の処理と脱毛費用の保険適用範囲

病院での治療やライフスタイルの改善で新たに硬毛が生えてくるのは改善することができますが、すでに生えてしまった毛が細くはならないので、なんらかの方法で処理する必要があります。

様々な処理方法がありますが、実は薬物療法を行っても効果が現れるまで数ヶ月かかるうえ、投薬中止で再発をすることも多いのです。

そのため毛根にダメージを与え毛を生えなくするレーザー脱毛がおすすめですが、その場合健康保険が使用できるかどうかは多毛症の種類によって変わります。

多毛症ですでに生えてしまった硬毛の処理方法と健康保険が適用される場合について詳しく見ていきましょう。

今生えている太い毛はレーザーや電気針での脱毛がおすすめ

多毛症で生えてしまった毛の処理には色々な方法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

多毛症で生えた硬毛の処理方法とメリット・デメリット

硬毛の処理方法 メリット デメリット
レーザー脱毛・電気針脱毛 再発しても毛は生えない 脱毛完了まで数万円かかる
毛ぞり 安価で手軽にできる 翌日には生えてくる
除毛クリーム 10日間程度効果が続く 赤みやかぶれが起きやすい
毛抜き 効果が2~8週間続く 炎症や色素沈着が起きやすい
脱毛ワックス 細かい産毛まで取れる 炎症やかゆみが起きやすい

レーザーと電気針の脱毛以外は、多毛の原因になっているホルモンバランスが安定しなければ再び硬毛が生えてきてしまいますし、肌トラブルも多いんです。

そのため毛根にダメージを与え二度と生えないように、レーザーか電気針で脱毛してしまうのがおすすめです。

ミュゼや銀座カラーなど光脱毛を使用した脱毛サロンや家庭用脱毛器は、毛が生えにくくはなりますが薬を飲んでいると施術ができない場合もあるため、薬物療法を受けている期間は可能かどうかまず医師に相談してください。

健康保険は美容目的の脱毛なら適用不可、治療目的なら適用可

健康保険は病気やケガの治療をするときに使うことができ、医療費の負担を減らすことができますが、多毛症の治療には必ずしも健康保険が使えるわけではありません。

ただ「硬毛が多い」とか「硬毛が生えている」というだけでは、いくら病的な多毛でも「日常生活に支障がなく美容目的である」と判断されてしまい、健康保険は使えないのです。

ホルモンの分泌異常など、なにか内臓の病気が原因で多毛症が起きていると判断されれば、その治療として保険適用できますが、それは医師の判断次第なので一度病院に治療を受ける前に問い合わせることをおすすめします。

レーザー脱毛や電気針脱毛を受けるなら、何科を受診すればいいの?
美容皮膚科はもちろん、医療脱毛を受けられる婦人科医院もあるわ。だからもしレーザー脱毛や電気針脱毛を希望するなら、先に「医療脱毛が可能なクリニックか」「保険が適用されるのか」問い合わせてから行くのがおすすめよ。

女性に多毛症の症状が出たら病院で検査を受けよう!

産毛しか生えていなかった場所に太い毛が生えてきたり、月経不順や髪の毛が抜けるなどの変化が現れたら多毛症かもしれません。太い毛が突然生えてきたら、身体の変化が心配になりますし見た目でも悩んでしまうもの。

しかし病院で治療を受けたりライフスタイルを改善することで、多くの場合は多毛症の症状を軽くすることができます。

多毛症はなんらかの病気のサインの可能性もあるため、早急に婦人科か皮膚科、または泌尿器科などの医療機関で検査を受けることをおすすめします。

またレーザーや電気針の脱毛を併用することで二度と生えないようにでき、硬毛の悩みを解消することもできますよ。