脱毛に最適な周期は部位ごとで違う!毛周期に合わせて脱毛しよう
処理しても毎日生えてくるムダ毛。「ムダ毛処理しても、次の日には生えてきた」とうんざりしている人も多いのではないでしょうか。
いっそ脱毛をしてしまおうとクリニックや脱毛サロンに行っても、次にどれぐらいあけて予約すればいいのか分からず困ってしまうことも。
家庭用脱毛器を使おうとしても、毎日使ってもいいのか、毎日でなければどれくらい間隔をあけて使えばいいのかと悩む人もいます。
毛周期とは、毛が生まれてから抜けるまでのサイクルを指します。
毛周期をきちんと理解し正しく間隔をあけて脱毛することで、クリニックや脱毛サロンでの脱毛、家庭用脱毛器を使った脱毛で、より高い効果を出すことができます。
それでは毛周期とはどのようなものなのか、また部位ごとの違いや脱毛であけるべき期間を見ていきましょう。
毛の成長サイクル「毛周期」は部位ごとで違う
毛が生まれてから抜けるまでのサイクルを「毛周期」といい、「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分けられます。
この毛周期の長さは体の部位によって異なり、同じ部位の中でも成長期の毛もあれば休止期の毛もあるなど様々です。
毛周期について詳しく見ていきましょう。
毛周期の「成長期」「退行期」「休止期」それぞれの特徴
毛が新しく生まれて、伸びていく期間が「成長期」です。皮ふの下で育って、一定の長さまで皮ふから出て伸びていきます。「成長期」の後は「退行期」という、毛の成長が止まって抜け落ちるまでの期間です。
ムダ毛処理のときに肌の表面に見えている状態の毛は、「成長期後期」で皮ふの外まで伸びてきた毛と「退行期」の毛です。
最後の「休止期」とは、毛が勝手に抜け落ちて、また毛が成長期に入るまでの期間です。
部位ごとに違う毛周期!しかも表面に出ている毛は一部
毛周期や皮ふの表面に出ているムダ毛の割合は、毛が生える身体の部位ごとで異なります。
主なムダ毛の部位では、なんと表面に20~30%の毛しか出てきておらず、残りの毛は休止期か皮ふの下で育っている最中なのです。
部位 | 成長期の長さ | 退行期・休止期の長さ | 表面に出ている毛の割合 |
---|---|---|---|
脇 | 3~5カ月 | 3~5カ月 | 30% |
腕・足 | 4~5カ月 | 4~5カ月 | 20% |
Vライン | 1~2年 | 1~1年半 | 30% |
身体の部位ごとで毛周期の長さが違うため、全身のムダ毛処理を同時に行っても、次の日には毛が生えてきてすぐに伸びてしまう部位もあれば、毛がしばらく伸びてこない部位もあります。
レーザー・光脱毛は頻繁に照射しても効果は低く肌に負担
早く効果をあげたくて頻繁にクリニックや脱毛サロンに通ったり、家庭用脱毛器を毎日使ったとしても、脱毛効果は上がらず肌への負担ばかりが増えてしまいます。
それには毛周期が深く関係しています。毛が生えるメカニズムとレーザー・光脱毛との関係を詳しく見ていきましょう。
ムダ毛が生えるメカニズムと主な処理方法
毛の根っこには「毛母細胞」という毛を成長させる細胞があり、その毛母細胞に毛を成長させるための栄養を届けるのが「毛乳頭」です。
これらの働きによって生えてきたムダ毛の処理方法は様々です。
- カミソリやシェーバーで剃る
- 電動脱毛器や脱毛ワックス、毛抜きなど抜く
- 脱毛サロンや家庭用脱毛器の光脱毛で毛を生えにくくする
- クリニックや家庭用脱毛器の脱毛レーザーで永久脱毛をする
脱毛完了から一定期間過ぎた時点で、一定量の毛が減っている状態のことを指します。日本では永久脱毛は医療機関でしかできません。
詳しくは、次の記事で解説しています。
毛母細胞や毛乳頭は、毛を抜いたり剃ったりしても取れないので、ムダ毛は再生し生えてきてしまいます。
毛乳頭にダメージを与えたり破壊することで、毛を生えにくくしたり生えないようにするのが、レーザー脱毛や光脱毛です。
レーザー・光脱毛のメカニズムと毛周期との関係
光脱毛はあくまでダメージを与えて毛乳頭を弱めるだけなので、生えにくくなったり毛が細くはなりますが、しばらくすると徐々に生えてくる人もいます。一方でレーザー脱毛で毛乳頭を破壊すると、半永久的に毛は生えなくなります。
しかしレーザー脱毛も光脱毛も、1回の照射で脱毛できるのは、成長期で肌の表面に出ている毛だけです。退行期の毛も肌の表面に出ていますが、当てても脱毛の効果はありません。
毛と毛乳頭が確実に結びついているのは成長期だけで、毛の黒色にレーザー光や脱毛の光を照射し反応させ熱を吸収させて、その熱が毛乳頭に伝わって毛乳頭が弱ったり破壊されるためです。
毛周期を無視した無理な照射はNG!脱毛効果はなく肌に負担
レーザーや光が毛乳頭と結びついていない退行期の毛に当たっても、毛乳頭には熱が伝わらないためダメージを与えられません。
しかも毛がない休止期には、レーザーや光は当たらない仕組みになっているため、肌に負担を与えるだけです。
そのため毛を全てなくしたり、お手入れが楽な量まで減らすには、毛周期に合わせ、そのときに休止期や退行期だった毛が成長期になって生えるまで待ってから次の照射をする必要があります。
家庭用脱毛器・クリニック・サロンであけるべき期間
家庭用脱毛器・クリニック(医療レーザー脱毛)・脱毛サロン(光脱毛)では使用する機械や威力が異なるので、照射の間隔も異なります。
脱毛方法 | 照射間隔の目安 |
---|---|
家庭用脱毛器 | 10日~2週間に1回、毛が薄くなってきたら3~4週間に1回照射 |
クリニック | 初めは1カ月半~2カ月、その後は3カ月、4カ月と生えそろうまで間隔をあけ照射 |
脱毛サロン | 1~3カ月に1回、定期的に照射 |
それぞれのあけるべき間隔が異なるのには理由があり、毛周期に合わせた正しい間隔で照射することで、脱毛効果を上げることができます。その理由を詳しく見ていきましょう。
家庭用脱毛器は2週間に1回の照射が目安!毎日の照射は肌に負担
レーザーの家庭用脱毛器では、トリアが人気です。ただしレーザーとはいえ、クリニックに比べ威力は4分の1程度で、医療行為である毛乳頭の破壊はできないため、多少細くなってはいても毛は生えてきます。
光脱毛の家庭用脱毛器もたくさん売られており、ケノンやセンスエピGが人気ですが、やはりサロンに比べると出力はおさえられています。
サロンやクリニックに比べ出力が低い分、脱毛効果も少なくなりますが、1本の毛に対し照射回数を増やすことでそれを補い効率を上げています。
クリニックは約1カ月半~2カ月間隔!基本は毛が生え揃ってから
クリニックでは威力が強い医療レーザーの使用が主流で、毛乳頭を破壊し毛が生えないようにします。そのためクリニックで脱毛を受ける場合は、まだ毛乳頭が破壊出来ていない毛が生えそろうまで、毎回間隔をあける必要があります。
部位によって毛周期が違ううえ、照射の回数を重ねるごとに毛が生えにくく細くなり、生えそろうまで時間がかかるようになるので、それに合わせ医師と相談して次の照射日を決めていきます。
脱毛サロンは1~3カ月ごとが効果大!予約が取れるサロンを選ぶ
脱毛サロンでの光脱毛が主流ですが、医療レーザーに比べ威力が弱く、毛乳頭を破壊せずダメージを与える程度なので、1~3カ月ごとの照射を定期的に続けることになります。
予約がとりづらく3カ月以上先の予約になってしまうサロンもありますが、毛周期に合わせないと脱毛効果が低くなってしまうので、契約前に3カ月に1回程度予約を確実に取れるのか聞いておきましょう。
料金が安いからと契約しても、毛周期に合わせた脱毛ができない場合、脱毛効果があまり得られず余計に回数が増えて高額になってしまったり、通う期間が長期化して、脱毛を途中であきらめることになってしまいます。
ミュゼならアプリ「ミュゼパスポート」で効率良く予約が取れる!
毛周期に合わせて通うのが、ツルスベ美肌への第一歩。予約の取りやすさも、サロン選びには重要だとお伝えしました。
しかし「予約が取りやすい」と口コミのサロンを選んでも、立地条件や時間帯によっては予約が取りにくい場合も。
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効率良く予約が取れる便利なアプリ「ミュゼパスポート」が利用できるミュゼで、毛周期を意識した施術で美肌を手にいれましょう。
毛周期に合わせた照射で効果的に脱毛をしよう!
クリニックのレーザー脱毛は毛が生えそろうタイミング、脱毛サロンの光脱毛は1~3カ月に1回、家庭用脱毛器なら最初は10~2週間に1回、毛が薄くなってきたら3~4週間に1回が効果的な脱毛周期の目安です。
脱毛効果や毛周期には個人差や部位ごとの差があるので、クリニックや脱毛サロンでは医師やスタッフに相談することをおすすめします。
家庭用脱毛器は10日以上はあけて、肌への負担を増やさないよう注意してくださいね。