脱毛するなら生理後の1週間がベスト!生理前は痛みも強い

脱毛にベストなタイミングは、生理終了後の1週間だとご存知ですか?この時期は脱毛効果が高く肌トラブルも起こりにくいので、脱毛するにはベストななんです。
生理前や生理中は肌荒れやニキビなどの肌トラブルだけでなく、体重増加や便秘など体調の変化に悩まされる人も多いのではないでしょうか。
この時期は肌が敏感で油分量が増えるだけでなく、実は水分量が少なくなりがち。しかも肌が荒れているときに脱毛をすると肌トラブルが増えてしまうんです。
生理が終了する1週間後を予測して脱毛の予約を入れるのはなかなか難しいですが、基礎体温や生理周期の管理を日頃から行っていれば、ある程度の目安はつきやすくなります。
今回は生理前後の肌の変化と、生理後1週間にうまく予約をとるための方法をご紹介します。
生理後1週間は水分量も増え肌状態もよく脱毛効果が高い
生理1週間後は生理周期の中で肌の状態が最も安定している時期で、脱毛の痛みも少ないうえ肌トラブルのリスクも減ります。
その理由は肌の水分量にあります。生理1週間後は、肌の水分量が多くなるんです。
富士フィルムの研究によると、生理前にニキビが多くできる人は生理前にアゴや頬など部分的な乾燥がひどくなり、生理1週間後のほうが肌の水分量が高いという結果が出ています。
肌の水分量が多いほどレーザーや光が浸透しやすく脱毛効果が高くなりますし、肌トラブルのリスクも低くなります。
脱毛サロンによっては施術前に水分量を測り30%未満では施術ができない場合もあります。
だから水分量が減りがちな乾燥肌の人は特に、生理後1週間に脱毛するのがおすすめよ。
生理前と直後はホルモンバランスが不安定で痛みも強い
生理前と生理中は肌が敏感になり脱毛の痛みを強く感じるうえ、炎症や肌荒れのリスクも高まります。
脱毛と女性ホルモンの関係を詳しく見ていきましょう。
生理2週間前は肌トラブルが起きがち!生理の終わりかけも要注意
女性の身体の中では生理周期に合わせて卵胞ホルモンと黄体ホルモンが変化しますが、それは心身に影響を及ぼします。
女性の生理周期は「月経期(生理中)」「卵胞期(生理の終わり~排卵日)」「排卵期(排卵日~生理の1週間前)」「黄体期(生理の1週間前~生理開始)」にわけられ、それぞれの時期でホルモンバランスは変化します。
肌状態は女性ホルモンの変化に影響されますが、生理が始まってから1週間はホルモンが乱れやすく肌が不安定な時期です。また生理前2週間の黄体期になると卵胞ホルモンが減少し黄体ホルモンが増加します。
ホルモンの種類 | 働き |
---|---|
卵胞ホルモン | 排卵を促進させ、肌を美しく整え潤いを保つ |
黄体ホルモン | 受精卵の着床を促し、皮脂の分泌を活性化させる |
生理前2週間は卵胞ホルモンが減少し黄体ホルモンが増加するため、水分量が低下し油分が増えることで皮膚が固くなるんです。
それによって毛穴が詰まり肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。最も肌の状態が安定しているのは、卵胞ホルモンの分泌量が上がる卵胞期(生理の終わり~排卵日)なのです。
生理周期 | 肌の変化 |
---|---|
月経期 | 乾燥し荒れる |
卵胞期 | 調子がいい時期 |
排卵期 | 安定するが、皮脂の量が少し気になる人もいる |
黄体期 | 水分量が減り、皮脂が過剰分泌される |
生理前の肌は刺激に敏感!免疫力も低下し炎症も起きやすい
生理前の肌には様々な変化が起きます。
- 刺激に敏感になったり体調の変化によって肌が荒れやすくなる
- 免疫力が低下し炎症が起きやすくなる
生理前2週間の黄体期は肌が刺激に対して過敏になるため、特に敏感肌の人は肌トラブルや痛みが出やすいんですよ。
また生理前になると細菌やウイルスから肌を守っている「抗菌ペプチド」が減り、肌の抵抗力が弱まってしまいます。
抵抗力が弱まった肌は化粧品などの化学物質などから刺激を受けやすくなり、肌が傷ついて水分が蒸発しバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると皮膚に雑菌が侵入しやすくなり、毛のう炎になったり皮膚の水分が蒸発して乾燥を引き起こしてしまいます。
毛のう炎について詳しくは、次の記事をご覧ください。
体調がすぐれないときは肌の状態も悪くなる
生理前2週間は体調が悪くなりがちです。内臓の働きや便秘、体重の変化などは肌荒れに繋がってしまいます。そのため生理前の脱毛はクリニックやサロンではおすすめされていません。
生理周期を管理して生理後1週間に脱毛の予約をしよう
生理周期を管理して予約を入れることで、直前の予約変更などの手間を省くことができます。
また生理周期がずれたときのために、予約変更がしやすいサロンを選ぶことも大切です。
サロンの予約変更の実情や、基礎体温や生理周期の管理の仕方を詳しく見ていきましょう。
予約が取りやすく変更もしやすいサロン・クリニックを選ぶ
まずは予約を変更しやすいサロンを選ぶのが一番です。安いからという理由で契約しても、全然予約が取れなかったり、予約変更するにも数カ月先になるなんていうのもよくあることなんです。
そのため行きたいときに予約が取りやすく、生理がずれてしまっても予約変更がしやすいサロン・クリニックを選ぶことが大切です。
主なサロン・クリニックの前日・当日のキャンセル料や生理中の施術への対応については、次の記事で詳しく紹介しています。
基礎体温を測って脱毛に適した日に予約を入れよう
生理周期をスマホのアプリやカレンダーで管理し、予約をとるようにしましょう。
またそれに加えて、普段から寝起き直後(ベットから起き上がる前)に基礎体温を計り記録しておくことがおすすめです。専用の「婦人体温計」が薬局や通販で売っています。
次の排卵日と生理日を自動計算してくれたりする婦人体温計や、基礎体温を記録する専用のアプリもあるので活用してみましょう。普段より基礎体温が上がり始めたら排卵期で、その二週間後には生理が始まります。
身体が必要最低限のエネルギーしか使っていない「安静状態」の体温のこと。一番高いときと低いときで0.3度以上の変化があります。
家庭用脱毛器は照射間隔が短く生理前後にかぶってしまう
家庭用脱毛器には「予約なしに脱毛したいときにいつでも使える」というメリットがあります。一方でクリニックやサロンに比べ照射パワーが弱いため、照射の間隔が短いというデメリットもあります。
脱毛方法 | 照射パワー | 効果的な照射間隔 |
---|---|---|
クリニック (医療レーザー) |
最も強い | 初めは1カ月半~2カ月、3回目からは生えそろったタイミング |
サロン (光) |
クリニックに比べ弱い | 1~3カ月ごと |
家庭用脱毛器 (光・レーザー) |
クリニック・サロンに比べ弱い | 2週間に1回 |
家庭用脱毛器を2週間に1回という目安通りに使用する場合、生理中を避けても生理前2週間には照射することになります。
しかし生理前は肌トラブルが起きやすい時期ですし、セルフケアでの肌トラブルは自己責任になってしまうので、家庭用脱毛器を使った脱毛はあまりおすすめできません。
やむを得ず家庭用脱毛器を生理前2週間に照射する場合に、肌トラブルをおさえるためにしておきたいことをまとめました。
- 照射の前後に保冷剤でよく冷やす
- 照射のレベルを下げる
- 乾燥しないよう毎日の保湿を徹底する
また最初にヒザ下などの痛みに強そうな部位からやってみて様子をみてもいいかもしれません。
生理中に家庭用脱毛器を使うときの注意点は次で紹介していますので、こちらの記事もぜひご覧ください。
生理前や終わりかけに脱毛するなら保冷・冷却を徹底しよう
やむを得ず生理前や生理の終わりかけに脱毛するなら、水分量を増やして肌への刺激を減らすようにしましょう。
脱毛の前日は特に念入りに保湿クリームや保湿ジェル、乳液などを使って保湿をしておきましょう。
レーザーや光脱毛の刺激によって熱を持ったりダメージを受けた肌に、保湿だけでなく冷却もすることで、肌トラブルのリスクを下げることができます。
脱毛後にすべき肌ケアは次のとおりです。
- 水に濡らし冷蔵庫で冷やしたタオルで冷却する
- 保湿クリームや乳液で保湿する
脱毛するなら生理後の1週間がベストタイミング!
あまり生理周期を意識して予約をとる人は少ないかもしれませんが、生理周期を管理し脱毛をすることで脱毛効果も高まり肌トラブルのリスクも低くなります。
生理前2週間は肌の免疫力が弱まっているうえ刺激にも敏感ですし、生理終わりかけはホルモンバランスが不安定なので、どちらも肌トラブルが起きやすい時期です。
生理後1週間は水分量が高くホルモンバランスも安定しているため、効果的に脱毛することができ肌トラブルのリスクも下げることができます。
日頃から基礎体温や生理周期を婦人体温計やアプリを活用して管理し、脱毛の予約をとるときの目安にしてみてくださいね。