除毛クリームなら剃り跡なし!しかし肌荒れのデメリットも
ムダ毛をカミソリで処理してもすぐにチクチクと生えてきてしまったり、剃り跡が気になったりと、毛の悩みって尽きませんよね。毛抜きで処理しても、毛穴が引っ張られて鳥肌のようにプツプツになってしまうこともあり、なかなかキレイに自己処理ができず悩んでいる人も多いと思います。
チクチクしたムダ毛が気になる人や、剃り跡なくキレイに自己処理したい人には、除毛クリーム(脱毛クリーム)がありますよ。
除毛クリームは毛を抜くものではなく、目に見える部分の毛を溶かして処理する「除毛」ができるクリームです。これならチクチクせずに、剃り跡もなくキレイにムダ毛処理ができます。
ただし、除毛クリームには肌への負担が大きいというデメリットも。もともと敏感肌だったり、正しい方法で使用しないと、肌がかぶれてしまう可能性があります。ひどい場合は、やけどのように赤くただれてしまったり、数日間かゆみが止まらなくなった人もいるんです。
除毛クリームは肌へのダメージが大きい自己処理方法ですが、肌トラブルさえ起きなければカミソリや毛抜きといった他の方法よりもずっとキレイにムダ毛をなくすことができます。しかも、一度使えばツルツル肌が約10日間も持続するというメリットもあるんです。
除毛クリームで肌トラブルなくムダ毛を撃退するために、正しい使い方や効果はもちろん、デメリットや肌荒れを起こしてしまった場合の対処法まで詳しく紹介します。
除毛クリームのメリットとデメリットを徹底検証
除毛クリームは毛根から処理する「脱毛」ではなく、目に見える部分の毛を取り除く「除毛」ができるクリームのことです。脱毛クリームと呼ぶ場合もありますが、正しくは除毛クリームといいます。
毛を溶かして処理するので、剃り跡もなく仕上がりがツルツルでキレイと評判のムダ毛処理方法なんですよ。
でも、毛を溶かす程の強力な薬品を塗るとなると、肌への負担が気になるという人も多いのではないでしょうか。気になる除毛クリームのメリットやデメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
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それぞれのメリットやデメリットについて詳しく解説します。
メリット1)ムダ毛がチクチクしたり濃くなったように見えない
カミソリでムダ毛を剃ると剃り口が太く角ばってしまい、伸びてきた毛がチクチクしてしまいますよね。しかも、剃り口の断面が広くなるため毛先が太く見えて、毛が濃くなってしまったように見えることもあります。
でも除毛クリームなら、毛を溶かして処理するため毛先が角ばらず、ムダ毛が成長してもチクチクしなくて済みます。また、毛の断面も狭くなるため毛が濃く見えることもありません。
メリット2)10日もツルツル肌が持続!剃り跡もなし
除毛クリームはカミソリと同様、肌の表面の毛だけを取り除く方法なので、残念ながら日にちが経つと再びムダ毛は伸びてきてしまいます。ただし、除毛クリームの方が毛穴の奥深くの毛まで処理できるため、1週間~10日程度はツルツル肌が持続するんです。
カミソリだと、2~3日もすればチクチクとムダ毛が伸びてきてしまうので、10日も効果が持続するのは嬉しいですね。
毛が太い人はキレイに剃っても剃り跡が青くなってしまうのも悩みだと思いますが、脱毛クリームなら目に見える部分の毛は溶けてなくなるので、剃り跡も気になりません。
除毛クリームで処理した直後は、クリニックやサロンで脱毛した後のように完全にツルツルになれるので、夏場に水着を着る前に脱毛クリームを使うのもおすすめです。
デメリット1)肌へのダメージ大!かぶれや赤みの原因に
除毛クリームのデメリットは何と言っても肌へのダメージが大きいことです。敏感肌用除毛クリームの口コミを見ていても、約半数の人がヒリヒリとした痛みを感じたり、赤くかぶれてしまったようです。
除毛クリームは毛だけでなく肌にもダメージを与えてしまい、赤みやかぶれの原因になってしまいます。
さらに除毛クリームには、チオグリコール酸カルシウムの働きを高めるため、水酸化カルシウムといったアルカリ剤も配合されています。このアルカリ剤も皮膚に刺激を与えるので、肌トラブルのリスクを更に高めてしまうんです。
除毛クリームは肌への負担が大きいため、使用前に必ずパッチテストを行なわなければならなかったり、使用後のアフターケアで使う化粧品についても低刺激のものを選ばなければならないといった手間もかかります。
チクチクムダ毛や剃り後が気になる人は、脱毛テープで毛根からムダ毛を抜く方法も紹介している記事があるので、こちらも参考にしてみてください。
パーマ液のような強い悪臭と刺激臭があるのが特徴。タンパク質に反応して分解させる働きがある。
デメリット2)コストがかかるのにまたムダ毛が伸びてくる
次のデメリットは、除毛クリームは意外とコストが掛かってしまうということです。
脱毛クリームの値段はピンキリですが、200gで3,000~5,000円程度のものが多く、腕や脚といった広範囲のムダ毛処理に使うとなると2カ月程度で使い切る計算になります。
そうなるとひと月1,500~2,500円かかることになるので、カミソリや毛抜きといった他の自己処理方法に比べると費用が高くつきます。
これだけお金をかけても、脱毛クリームでの処理は時間が経てば再びムダ毛が伸びてきます。もし、チクチクムダ毛や剃り跡で悩んでいるのなら、クリニックやサロンでムダ毛を生えなくしてしまう方が安上がりです。
例えば腕の脱毛にかかる料金はサロンやクリニックで以下の通りです。なお、クリニック、サロンともに脱毛が完了するくらいの回数にかかる料金を記載しています。
クリニック | サロン | |
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腕(ヒジ下)料金 | 39,800~49,800円(5回) | 49,800~60,000円(12回) |
これでムダ毛が生えてこなくなるなら、除毛クリームで自己処理をし続けるよりも、クリニックやサロンでの脱毛が可能ならそちらの方がお得と言えます。
ちなみに腕のムダ毛で悩んでいる人は、「腕脱毛の効果・回数・期間は?お得な医療脱毛&サロン情報も紹介!」で腕脱毛について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
次に紹介する正しい方法で除毛クリームを使うことと、注意点をしっかりと守れば安全にツルツル肌になれるわ。
パッチテストのやり方と除毛クリームの正しい使用方法
除毛クリーム(脱毛クリーム)は毛を溶かすと同時に、肌にも大きな負担をかけてしまいます。でも、正しい方法で注意点を守って使えば、剃り跡なくツルツルにムダ毛処理できますよ。
除毛クリームを安全に使うための正しい使用方法を説明します。
使用前はパッチテストを毎回しよう!除毛クリームの仕組み
除毛クリームを使う時に必ず行って欲しいのがパッチテストです。除毛クリームの成分は毛だけでなく皮膚のタンパク質にも反応してしまうため、肌に合わない商品や肌が敏感な時期に使うとかぶれや赤みといった炎症を起こしてしまいます。
肌トラブルを予防して安全にキレイにムダ毛処理するためにも、除毛クリームが肌に合っているのか、また除毛クリームを使っても問題が無い肌状態なのか、脱毛前日までにパッチテストを行いましょう。
2、使用説明書に従って一定時間置く(5~10分程度)
3、使用説明書に従って洗い流す(商品によっては拭き取る場合も)
4、1日様子を見て、赤みなどの異常が生じていなければOK
パッチテストをする際には、万が一肌荒れを起こしてはいけないので、いきなり広範囲にクリームを塗らないでくださいね。また、洗い流したあとすぐに変化が起こらなくても、数時間後にかゆみが生じたりすることもあるので、必ず1日は様子を見てください。
また、一回パッチテストをして異常が無かったからといって、次回も安全とは限りません。肌の状態や体調によっては、今までなんとも無かったのに突然肌荒れしてしまう場合もあるんです。
筆者も昔、脱毛クリームを何の問題もなく使用していたのですが、ある日突然ひどくかぶれてしまったことがあります。
パッチテストをきちんとしておけば、あんな辛い思いはしなくて良かったのにと今さらながら反省しています。肌のコンディションは毎日変わるので、除毛クリームを使う前には毎回パッチテストをしましょう。
除毛クリームは使用説明書通りに正しく安全に使おう
除毛クリームの正しい使い方は以下の通りです。
2、入浴して脱毛箇所を清潔にする
3、肌の水分をしっかり拭き取る
4、クリームを肌に均一に塗り、一定時間(5~10分程度)置いた後クリームを取り除く
5、クリームや溶けた毛が肌に残っていないか確認する
6、刺激の少ない弱酸性の乳液やローションで保湿する
クリームを置く時間は商品によって異なるため、使用説明書をしっかり読んでから使いましょう。また、クリームを取り除く方法も、ぬるま湯で洗い流すケースが多いですが、中には拭き取りタイプもありますので、こちらも使用説明書を確認してから使ってくださいね。
また、処理後の肌は敏感になっているため、アフターケアに使う乳液やローションは赤ちゃんにも使えるような低刺激のものを選んでください。
さらにアルカリ性の化粧品の場合、万が一肌にクリームが残っていると化学反応を起こして肌荒れの原因になります。念のため乳液やローションは弱酸性のものを使いましょう。
処理後に使ってはいけない化粧水や乳液については、商品毎に使用説明書に記載があるので、必ず確認してくださいね。
最近は赤ちゃん用の低刺激なスキンケア用品って、弱酸性と書いてあるものも多いからドラッグストアに行けばすぐ見つかるわ。
除毛クリームを使うときに気をつけるべき4つのポイント
除毛クリームで安全にムダ毛処理するためには、パッチテストを行ったうえで使用説明書通りに使うことはもちろんですが、使わない方が良い時期や部位など他にも気をつけたいポイントがいくつかあります。
キレイにムダ毛を撃退するためにも、注意点までしっかりと知っておきましょう。
1.クリームを塗ってから長時間放置はNG!肌を痛める原因に
1つめの注意点は、除毛クリームを肌の上で放置し過ぎないことです。ほとんどの除毛クリームは、肌に塗った後5~10分で取り除くよう説明書に記載があります。
除毛クリームは毛を溶かすだけでなく肌にもダメージを与えてしまうため、長時間放置するのはかぶれなどトラブルのリスクが高まりとても危険です。
説明書に書かれている時間は必ず守ってくださいね。
2.海やプールに行くなら2日前までにムダ毛処理しよう
海やプールに行く前に「剃り跡なく完全にムダ毛処理したい!」と除毛クリームを使う人もいると思いますが、その場合は2日前までにムダ毛処理してください。
というのも、除毛クリームを使った後の肌はダメージが残っており、その状態で海やプールに入ると皮膚に刺激を与えて赤みなどの炎症を引き起こしてしまうことがあるんです。
前々日までに処理を終えて、肌を休ませてから海やプールに出かけましょう。
また、除毛クリームでムダ毛処理した直後はお風呂に入るのも控えましょう。お風呂は雑菌が多く、ダメージが残っている肌や毛穴に雑菌が入ってしまう可能性があるためです。
除毛クリームを洗い流す場合は、軽くシャワーを浴びる程度にしましょう。
3.肌荒れしやすい生理中や妊娠中は使用を控えよう
除毛クリームは、生理中や妊娠中の使用はおすすめできません。
生理中や妊娠中はホルモンバランスが乱れており、普段より肌荒れを引き起こしやすい状態なんです。普段、除毛クリームを使っていて問題がない人でも、これらの時期は肌トラブルのリスクが高い時期なので、使用は控えましょう。
生理中のホルモンバランスの変化と肌への影響については、「生理中の脱毛に注意!レーザーや光脱毛には保湿・冷却が必要」で紹介していますので、詳しく知りたい人はぜひ読んでみてください。
4.デリケートゾーンや顔への使用もかぶれやすく危険
VIOラインといったデリケートゾーンや顔は、皮膚が薄くて敏感な部分なので除毛クリームの使用は危険です。腕や脚といった他の部分に比べ、肌荒れのリスクも高くなります。
顔に塗って万一かぶれてしまったら、外出するのもイヤになってしまいますよね。
また、Vラインについては使用可能としている商品もありますが、Vラインも他の部分に比べて赤みやヒリヒリとした痛みが出やすい部分です。
デリケートゾーンや顔には除毛クリームは使わないでおきましょう。
当サイトでは、女性が悩みがちなVライン、Iライン、Oラインの正しいムダ毛処理方法についてもそれぞれ紹介していますのでぜひ参考にしてくださいね。
万一肌荒れした場合の対処法も次に紹介するから、読んでみてちょうだい。
除毛クリームで万一肌荒れしたら冷やして皮膚科へGO
除毛クリームで万が一、赤みやかゆみなどの異常が現れたら、どのように処置したらよいのでしょうか。
症状が重い場合は、着ている服が擦れるだけで、ヒリヒリとした痛みが走る場合も。万一のときに慌てないためにも、正しい処置方法も知っておきましょう。
まずはクリームを洗い流して肌を冷やそう
除毛クリームを塗った後にヒリヒリしてきたら、水かぬるま湯ですぐに洗い流してください。「せっかく塗ったのにもったいない」と思っている場合ではありません。
洗い流した後は流水か保冷剤で冷やして、痛みやかゆみといった症状を和らげましょう。
症状が和らいだら保湿!その後皮膚科へ行こう
かぶれた部分を冷やして症状が和らいだら、肌を保護するために敏感肌用の化粧水やクリームで保湿しましょう。軽症の場合は、これでかゆみや痛みも治まります。
ただし、体質によっては除毛クリームに配合されている成分でアレルギーを起こし、毛穴が赤くプツプツと腫れてしまうことがあります。この場合は、保湿してから放置しても症状はよくなりません。
冷やしてから保湿をしても、症状が治まらない場合にはすぐに皮膚科の診察を受けましょう。
除毛クリームなら剃り跡なし!リスクを理解して正しく使おう
でも、毛を溶かすほどの強力な薬品を使うため、赤みやかゆみなどの肌トラブルを引き起こす危険もあります。また、コストがかかる割に、時間が経てば再びムダ毛が伸びてしまうというデメリットも。
肌へのダメージや費用を考えると、毎日のムダ毛処理に除毛クリームを使うのはおすすめできません。クリニックやサロンの脱毛の方が、肌に優しく、長い目で見た場合にコストも低くなります。
ただ、除毛クリームで肌トラブルなく処理できた場合の仕上がりは、剃ったり抜いたりするよりも断然キレイです。
なので時間的に脱毛に通うことが難しい場合や、デート前などチクチクムダ毛や剃り跡を完全になくしたい場合に、除毛クリームを上手に使いましょう。
使っても本当に大丈夫なのかな?